こちらのサイトでは、ずっと内部被曝問題に関する情報などを

各ページで告知してきましたが、

残念ながら、セシウム汚染した餌から内部被曝した食用牛肉が

一部市場に出回ってしまいましたね。

厚生労働省のサイトで、

「福島県浅川町の特定の農家から出荷された牛の肉の流通調査について（第１報）」

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001jbok.html

このようなページがあり、

「各自治体からの情報提供の取りまとめ」というＰＤＦデータに、

牛トレーサビリティ（家畜個体識別システム）の個体識別番号が記載されていましたので

こちらにまとめて掲載しておきます。

◆スーパーや、販売店で牛肉を購入する際には

値札ラベルの所あたりに、１０桁の個体識別番号というものが印刷されています。

その番号を

ＰＣ https://www.id.nlbc.go.jp/top.html

携帯 http://www.id.nlbc.go.jp/mobile/

から、打ち込んで検索すればその牛肉の流通経路が判るシステムとなっています。

また、良心的な焼肉店などの一部にも

店内に個体識別番号を掲示しているお店もあるようです。

以下の表は、厚生労働省発表 の

１　調査を依頼した東京都、仙台市および横浜市の流通調査結果の取りまとめ

 （別添１　ＰＤＦファイル）

を表にしたものです。

こうしておくと、個体識別番号を

https://www.id.nlbc.go.jp/top.html （家畜個体識別システム）

こちらのサイトの番号入力欄にコピー＆ペーストするだけで

牛肉の流通経路を調べる事が出来ます。

※本来なら国は、こういう形で発表しないとアカンのんちゃうん？？（怒）

私自身は、今回のセシウム汚染牛問題が発覚する前の

６月１１日の時点で、

http://twitter.com/#!/uragoe/status/79209270075338752

「母に「半額やったから！」と分けてもらった鹿児島産黒毛和牛（140ｇ）

以前から気になっていた牛の個体識別番号情報を調べてみたら、

２年前の元旦に誕生した牛さんでした。育ったのは尾崎牧場」

こういうツイートを行っていて、

当然ながら、こういうご時勢なんだから

ちゃんとスーパーで売ってる食用牛肉のパッケージには

牛トレーサビリティの個体識別番号が記載されているんだから、

それで流通経路を調べてみる・・・っていう行為は、

消費者のあたりまえの自衛行為だと思っていました。

なので、今回のセシウム汚染牛騒ぎのマスコミ報道の過熱ぶりを見てても

「そんなん心配以前に、ちゃんと調べれば流通経路は判明するシステムが出来てるんやから

消費者側も不安がる前に、自分でちゃんとそういう自衛手段を取るべきだし、

マスコミ側も、ちゃんとそういうシステムがあって調べられる事を周知せなアカンのんちゃうん？」

・・・と、今でも疑問に思っています。

と同時に、（ＢＳＥ・狂牛病 問題のおかげで）せっかくこういうシステムが確立されているのですから

この個体識別情報検索サービスの対象外になっている

内蔵・ホルモン系の肉の流通に関しても、

もっと「ホルモン系の肉もこの検索システムで検索出来るようにしろ！」っていう声が

国民やマスコミ、政治家の中から起こってもおかしくないんじゃないか？

とも思うのですが、そういった声もほとんど聞きません・・・・。

あとは、焼肉店や小売業者にて

ちゃんと個体識別番号を掲示・表示する事。

すでに一部の焼肉店では、ちゃんとお店に牛肉の個体識別番号を

掲載している安心出来るお店もあると聞きます。

ま、それ以前の問題で、

こちらのサイトでもこれまでに多く告知していますが

武田教授が常々、「ちゃんと除染作業を行えば済む事・早くするべきだ」 ・・・と

国会答弁や各地の講演会などで繰り返し繰り返し主張されている事を

国・政治家・行政が素直に受け止めて、ちゃんとした除染作業を

一刻も早く行う施策を、政府が行うべきなのではないか？と思います。

まずは、除染作業をきっちりと行いさえすれば

こういう問題は起こって来ないのですから・・・・

◆追記★

それと、もう１つ付け足し。

全ての細かいベクレル量が判らないから、一概には言えないんだけど

セシウム汚染牛肉なら、それはそれで

ちゃんと含有ベクレル量表示（またはシーベルト表示）をして

高齢者用牛肉として安く販売しちゃえば良いんだよ。

　↑　↑　↑　この事は、きちんとした放射線の人体への影響や、

内部被曝に関しての正しい知識を持っていれば、理解出来るはず。

正しい知識を持った、高齢の方の中には

おそらく「そういう牛肉だったら俺達が食べてやるよ」・・・と仰る方も居るかもしれない。

放射線の量にも拠るけど、福島原発での事故処理作業に関して

６０歳以上の退役者に向けて「福島原発暴発阻止行動隊」を呼びかけた理由は

子どもや若年者よりも、高齢者の方が放射線による影響が出るのが非常に遅くなる

っていう事は、専門家が何度もあちこちで講演している事。

まぁ、高齢者の方で、それほど「肉食」が好きな方がどれだけいらっしゃるのだろうか？

という問題はあるかもしれないけれども

畜産家の経済的問題を救済するという視点で見れば

こういった選択肢もアリかな？とも私は思います。

ちなみに、この理由としている学説については

小出裕章氏の講演やら、武田邦彦教授の講演やら

他の専門家の方の講演などをググッてちゃんと勉強すれば良いかと。